機構設計者の転職はメリットが盛りだくさん!

ビジネス

 転職をすることで、良い転機にすることを希望して皆さん活動をされていると思います。
 但し、転職をしたけれど想像(希望)と違う状況に困惑してしまうことも多々あると思います。さらに転職をするなんて言うことも、聞かない話ではありません。
 今回は私が経験した転職のメリット・デメリットについて記載させていただきます。収入面や待遇については個別に変わりますので、その辺は割愛いたします。
 私は会社規模が小さくなる方向の転職したのでもしかしたらあまり参考にならない部分もあるかもしれませんが、その前提で読んでいただければと思います。

転職のメリット

仕事へのモチベーションが上がる

 当然ですが転職直後の仕事に対するモチベーションはめちゃくちゃ高いです。冒頭にも書きましたが、私の場合は規模の小さい会社への転職であったために、残業に対する考え方が転職先では全然緩かったので、いきなり月に70時間以上の残業生活が待ち受けていました。転職前は半分以下だったので、正直言うとかなり面喰いましたがモチベーションで難なくこなすことができました。時代のおかげで現職も残業に対する考え方も世間並になったので、今は40時間も残業をするとしんどい生活ですので、よくこなしたな~と我ながら思います。
 転職前もそういう生活を経験したことがあったからこなせたのかも知れませんが、転職による仕事へのモチベーションアップは相当なものであると当時感じました。
 もし、転職をしてもモチベーションが上がらない方は仕事に対する向き合い方を考え直したほうが良いかもしれません。(あくまでも私感です。)

転職直後のモチベーションを維持すべし📌

交友関係(人脈)が増える

 職場とプライベートにくっきりと境界線を引いている人には当てはまらないかもしれませんが、前職での交友関係はメリットです。私の場合は、前職の同期はほとんどが転職をしましたので、お互いに同じような境遇にあり、転職活動中も情報交換をすることができました。
 また、前職でお付き合いのあったサプライヤーと現職で繋がることもあります。私はあまり安易に声をかけることはしないようにしていますが、お互いにメリットが出る可能性が高い場合は何度かお声がけをさせていただきました。実際にビジネスにもなりましたし、現職のサプライヤーでは実現不可能なことが可能になりました。

人脈は大切にすべし👬

知識が増える

 おそらく転職をすることで、何らかの新しい技術との関りが出てきます。私は樹脂部品は射出成型、板金部品は順送金型の部品しか設計したことがありませんでしたが、現職では樹脂部品は切削や抜き部品が多いですし、板金部品はタレパン・ベンダー加工がほとんどです。機構設計者として加工方法の知識を多少なりとも知っていなければならないので、最初のころは新鮮でした。心配しないのでほしいのが、機構設計者としての基礎があれば加工法は少し勉強すれば設計できるレベルの知識はすぐにつきます。重要なのはコミュニケーション能力です。わからなければ転職したばかりなのでわからないで良いのです。(勉強する姿勢が大事)たまに、転職をしてばかりでわからないと言えずに知ったかぶりで苦労をしている人をお見受けしますが、なぜ自分で自分の首をしめているのかわかりません。わからないときは知ったかぶりをせずに、調べたり時には質問をしていればすぐに身に付きます。(聞かれた方も知らない人に設計をされても困るはずなので。)
 また、現職の生え抜きの方々は私が以前の会社で習得した知見を知らないので、それらを生かすことにより今までとは違うアプローチの設計を提案できたりします。私の現職の会社は外からの知見を欲しがっていたので、そこそこ重宝してもらえました。

知らないことは知らないと言おう😁

人間関係がリセットされる

 前職でも人間関係に困っていたことは無かったし、むしろ皆さん仲良くしてくれたので転職する際は心苦しいくらいでした。では、なぜ人間関係がリセットされることがメリットかといえば、同期がいないことです。同期についても、特段トラブルを抱えていたわけではなく、むしろ仲の良い方でしたが、部署の力関係や携わっている業務が平等ではないので、歪のようなものは生まれます。また、同期の中で出世が遅い早いは意識をしないようにしても、やはり気にしないことは不可能だと思いました。(たくさんいる同期の中で、あの部署のあいつは良いポジションを掴んだな~とか、気にしないようにしていても気になるもんです。笑)
 転職して感じたのは、同期がいない中途入社者は、生え抜きの人達の境遇について、細かい背景や過去は知りませんし、正直どうでもよいので自分自身のことを考えていればよいので気が楽です。また、ある程度社会人経験を積んでからの転職であれば、若気の至りみたいな過去を知らない環境でリスタートできます。例えば、若いころに突っ走って新規構造の設計を盛り込んで痛い目にあった過去を知られている環境ですと、新しいチャレンジがしにくかったりすると思います。
 同期がいないことはデメリットの様に感じでいましたが、私はメリットの方が大きく感じます。(仲の良い同期は転職しても繋がっていますので。)

転職先での人間関係構築は重要🤝

転職のデメリット

前職と比較してしまう

 転職なので前職との比較が生まれてしまいます。給与面や就業規則の概要は事前に把握できますが細かい規則や社内システムについては事前に把握することはできません。私の場合は社内インフラ(PCやITツール、グループウェア)が整った会社から、あまり整っていない会社へ転職したので、こんなことまで自分でやらなければならないの?と思ったことが多々ありました。PCの購入や設定、CADの管理、紙の勤怠管理、設計データが無管理など、前職では適切な部署が適切に管理・運営していましたが、転職先では無法地帯になっていて、衝撃を受けました。
 前職の転職仲間と話をすると、超大手でもそこまで整っていないという話も聞いたので、私のケースはレアなのかもしれませんが、前職で使っていたPDMまで整備されていてCADが使いやすかったけど、転職後はデータ管理も全然されていないなんてことはざらにあると思います。
 一方でそのようなデメリットを改善することで自分のポジションを確立していくことも可能なのであまりネガティブにとらえず、伸びしろのある会社に入ったので一緒に良くしていこうくらいの気持ちが良いと思います。

比較して劣っているところは伸びしろととらえるべし📈

行ってみないとわからない

 転職につきものなのが、行ってみたら思っていたと違ったということです。社風や人間関係は行ってみなければわかりません。社風が有名な会社(京セラ、日本電産グループのような)であればある程度の予測は立つのですが、普通は行ってみないとわからないと思います。
 社風に関しては、先ずは転職先に染まってみるしかないと思います。その中でここはこうした方が良いのではないか等の改善提案をしていくことで、向上心と適応能力をアピールすることができます。どのような会社でも向上心と適応能力は必要になります。転職を考えているのであれば、それらを現職のうちに磨いておくことをお勧めします。
 人間関係については、転職先に嫌な上司や同僚がいる場合はとてもしんどいことになります。機構設計者の場合は、知識や経験でマウントを取ってくる人達もいると思いますが、自分を大きく見せる必要はありません。知らないことは知らないし、できないことはできません。大事なことは、雇われた以上はその時点での経験や知識で雇われたのであり、知らないことを恥じる必要はないということです。この辺でストレスを抱えて、すぐに再転職をする方をお見受けします。転職を考えている方は、自分が設計者として活躍したいのか、PM(プロダクトマネージャー)的な立ち位置で業務を推進させる側として活躍をしたいのかをはっきりさせて置いたうえで、転職先がどちらを希望しているのかを見極めることが重要です。

どこの会社でも通用するスキルを身に着けなければならないと常に考えておく🤘

業務内容

 具体的に転職して業務をしていく中できつかったのが、サプライヤーの実力の違いです。前職のサプライヤーでは当たり前に対応してくれたことが、転職先のサプライヤーでは対応してくれないことが結構あります。
 例えば、成形品の樹脂流動解析や試作品の寸法測定を実施してくれないサプライヤーがいてびっくりしました。当然、やらなくてよければやらないのですが、経験的に樹脂流動解析無しに金型をGoするのは怖いし、試作品の寸法が入っていることを確認せずに量産出図をするのは怖いわけです。そうなると、自ら対応するしかないのですが、今までのやり方に+αされてしまうので、仕事の遅い奴とかやり過ぎな人間という認識を持たれてしまいます。この辺はバランスを持って、「やるべきこと」と「やらなくてよいこと」を判断していくしかないと思います。

その時点の最良は何かを常に考えるべし🐲

さいごに

 転職して良いこと(メリット)だけならばよいのですが、必ず悪いこと(デメリット)も必ずあると思います。どこの会社に行っても通用する、スキルやメンタルを身に着けられれば良いのですが、そうもいかないので、メリット・デメリットを考えながら転職活動をすることで、良い転職に繋がると思います。

タイトルとURLをコピーしました